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ぼくの「このミス」2013 [ミステリ]

今年の最後に書くことになってしまいました。
さらりと。

大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者」
これはとてもおもしろかった。
被害者宅に遺されたペットから、事件の謎を
解明していきます。
動物知識は抜群の薄巡査と捜査一課からいきなり
異動させられた須藤警部補のコンビも抜群。
どうやら続編もあるようで、楽しみです。

西澤保彦「必然という名の偶然」
腕貫さん不在の中で櫃洗市で起きる不可思議事件。
表題作は物事の見る視点を変えると180度中身が変わるというのを
まざまざと見せつけられました。
次はいよいよ腕貫さんが登場か!?

麻耶雄嵩「隻眼の少女」・「貴族探偵」
麻耶さんは2冊。
どちらの作品も本格ミステリですが、どんでん返しも見事。
後者所収の「こうもり」は今年の衝撃作でしたね。

西村京太郎「鬼女面殺人事件」「新装版 名探偵に乾杯」
西村御大の「島」シリーズの中では一番かも。
「幻奇島」も良かったですが、本書の探偵役が良かった。
後者はもうあえて言うまでもありません。
本格ミステリファンであれば、名探偵4部作は必読。

平石貴樹「松谷警部と目黒の雨」
ミステリとしての完成度はかなり高く、
奇抜なトリックやどんでん返し的なものはありませんが、
アリバイ崩しだけで、これだけ読ませるのはすごいとしか言い様がない。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

  • 作者: 大倉 崇裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/11/15
  • メディア: 文庫



必然という名の偶然 (実業之日本社文庫)

必然という名の偶然 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 西澤 保彦
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2013/04/05
  • メディア: 文庫



隻眼の少女 (文春文庫)

隻眼の少女 (文春文庫)

  • 作者: 麻耶 雄嵩
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: 文庫



貴族探偵 (集英社文庫)

貴族探偵 (集英社文庫)

  • 作者: 麻耶 雄嵩
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: 文庫



鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)

鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: 文庫



新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫)

新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/09
  • メディア: 文庫



松谷警部と目黒の雨 (創元推理文庫)

松谷警部と目黒の雨 (創元推理文庫)

  • 作者: 平石 貴樹
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2013/09/28
  • メディア: 文庫


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コメント 3

コースケ

teftefさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2013-12-31 22:48) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2014-01-01 17:56) 

コースケ

bee-15さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2014-01-01 17:57) 

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