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サンタクロースのせいにしよう [若竹七海]

毎年クリスマスにはそれにちなんだミステリを紹介しています。
今年はこちら。

まずはAmazonさんの紹介ページから。

一戸建てを二人でシェア、料理さえ作れば家賃はタダ。
そんなおいしい話を見逃す手はない―。
というわけで、気はいいけれど変わり者のお嬢様・銀子さんの家に居候することになった私。
しかし、引っ越し早々、幽霊は出るわ、ゴミ捨て場の死体騒動に巻き込まれるわ…
なぜかトラブルが続発。郊外の平凡な住宅地を舞台に、
愛すべき、ちょっと奇妙な隣人たちが起こす事件を描くミステリ短編集。

岡村柊子と松江銀子のルームシェア生活の2年強の間を描く
「日常の謎」系作品集。

本作愁眉は「虚構通信」かなと思います。
銀子さんにとってもかなり悲しいことが起こりますし、
少なからず似たような人は存在するという。

各作品とも、いわゆるほのぼのした「日常の謎」かと言えば、
そこは若竹七海先生。ちょっとホラーやブラックな調味料も加えてます。

表題作「サンタクロースのせいにしよう」は
ゴミ置き場やゴミの中身を早朝から点検する鈴木さんが
起こす大騒動。
普段から迷惑を被っていた住民の誰かが仕組んだのか、それとも全員・・・?

本作主人公は柊子ですが、探偵役は複数名登場。
彼女の友人・彦坂夏見は上記サンタクロースで見事な推理を披露。
そして銀子の異母兄・曽我竜郎も「死をいうなかれ」でその役を担います。

最終話で柊子が竜郎を実は・・・というのを匂わせて物語は終幕。
個人的には玄関先の幽霊コロはどうなったのか、そこは気になりました。

それでは良いクリスマスを。




サンタクロースのせいにしよう (集英社文庫)

サンタクロースのせいにしよう (集英社文庫)

  • 作者: 若竹 七海
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫



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コメント 4

コースケ

はじめてのDORAKENさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2016-12-25 14:05) 

コースケ

とも~る様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2016-12-26 22:22) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2016-12-27 23:38) 

コースケ

なか様、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2016-12-30 18:41) 

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