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眠りを殺した少女 [赤川次郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

昼近くに目が覚めた高校三年生の小西智子は、
ぐっすり眠ってしまったことが自分でも信じられなかった。
もしかして昨夜のことは夢だったのか。
膝を見下ろすと、そこにはあの人から逃げようとしてできたあざ。
恐ろしくなって何もかも忘れてしまおうとした智子に、
大学から帰ってきた姉の聡子が泣きながら言った。

「片倉先生……死んじゃった!」

誰にも言えない秘密が智子を追い詰める――。

赤川作品は、タイトルが上手いというか、謎すぎるものとか、秀逸なものとか、
たくさんあるよなあと思います。
『おやすみ、テディ・ベア』では、タイトルからは想像付かない物語が語られ、
初期の超傑作『マリオネットの罠』、個人的超大好きな『魔女たちのたそがれ』
『過去から来た女』『殺人を呼んだ本』『晴れ、ときどき殺人』・・・
と挙げればきりがないのでこの辺で。

本書は1995年に角川文庫から刊行された作品。
今から(文庫刊行でも)28年前なので、赤川先生は48歳。乗りに乗ってる頃でしょうか。

少し前に紹介した『黒鍵は恋してる』とは、登場人物の年齢はそこまで
変わらないですが、全く真逆の物語。

特に驚いたのが、ラストシーン。
小西智子が選んだ道より、このラストの告白が衝撃でした。
事件は極めて単純なのに、その事件を発端に、波紋のように広がっていく事態も
実にうまく書かれています。
最後まで飽きさせない、良作です。


眠りを殺した少女 (徳間文庫)

眠りを殺した少女 (徳間文庫)

  • 作者: 赤川次郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2023/09/08
  • メディア: 文庫






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コメント 5

コースケ

xml_xslさま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2023-11-19 22:59) 

コースケ

鉄腕原子様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2023-11-19 23:00) 

コースケ

@ミック様さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2023-11-19 23:00) 

コースケ

サイトー様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2023-11-19 23:00) 

コースケ

31様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2023-11-19 23:01) 

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