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ブラウン神父の不信 [ミステリ]

ブラウン探偵譚第3弾。
今回はアメリカが舞台となっており、
前2作とはちょっと色合いが異なります。

オススメは最初の「ブラウン神父の復活」と「ダーナウェイ家の呪い」
前者はホームズが「最後の事件」から「空き家の冒険」で
華麗に復活を遂げた、いわば「故知」を
ブラウン神父なりに作り上げられた作品。
復活そのものがトリックとなっていておもしろいです。
しかも神父からホームズの名前が聞けるとはねえ・・・(笑
なんか感慨深いですね。

後者は、と、ちょっと前置きになりますが、
この第3冊目はこうした「呪い」や「奇跡」など
超自然的現象かと思われる事件が多くあります。
それをいかに合理的に解いていくかが
見物なのですが、
この「ダーナウェイ家」はそうした伝説や呪い、家伝などを
逆手に取った作品。
一枚の絵から推理を構築する神父はさすがです。


ブラウン神父の不信 (創元推理文庫)

ブラウン神父の不信 (創元推理文庫)

  • 作者: G.K.チェスタトン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1982/03
  • メディア: 文庫



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