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びっくり館の殺人 [綾辻行人]

「かつて子どもだった」人たちへ、
そしてもちろん本格好きの人たちへも(笑
館シリーズ第8弾。

以下は講談社さまの紹介ページから
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2705796

とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。
読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。
その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。
三知也が小学校6年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。
いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、
白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。
クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、
<リリカの部屋>で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に!
あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?


主人公が手に取った(しかも古本屋で)本が「迷路館の殺人」!
なんだか自虐でもないですけど、この入り方、かなり好きです。

そして公園で登場するやたらとびっくり館の事を聞いてくる
怪しげな人。
「迷路館の殺人」の著者紹介の写真にそっくり!
なんていう描写もあり、またまた気に入りました。

本作は密室トリックですが、
まあ実際には心理トリックですよね・・・

それとこれはホラー色もかなり強くでています。
小学6年生当時の彼が見せられた
「腹話術」はトラウマレベルでしょう・・・

本作はかなり謎を残して終了。
なぜ「リリカ」は悪魔の子で、俊生はそうでないのか?
三知也の推理は結果正しかったのか。
ラストシーン、あれは現実の事なのか、
そうだとしたらなぜあおいも居るのか・・・などなど

そして島田潔、介入しなさすぎです(笑


びっくり館の殺人 (講談社文庫)

びっくり館の殺人 (講談社文庫)

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/12
  • メディア: 文庫



びっくり館の殺人 (ミステリーランド)

びっくり館の殺人 (ミステリーランド)

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/03/17
  • メディア: 単行本



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