砂のお城の王女たち [赤川次郎]
すでに出てる物質から、核分裂起こってる状態ですね・・・
正直この問題を収束させるには、もう政治決断を
するしかないんじゃないだろうか・・・ひどい言い方ですが、
そこは政治が責任を取るしかない。
本書はもともと新潮文庫で1988年に刊行された短編集。
しかし、そんな古さを全く感じさせない、非常に先見性のある、
というかまさに現在を予想したかのような短編集だと思います。
特に最後の「真夜中の子供たち」は非常に強烈。
現在でも普通に起こりそうな話です。
これを1980年代後半という時代に書いた、赤川さんは
すごいとしか言いようがない。
無邪気さの中に潜む邪悪を描いた「僕らの英雄」も傑作。
ラストは結局どうなったのか、余韻を残す終わり方もまたいいですね。
「神童」や「ゲームはおしまい」は非常に清々しく読めました。
神童は親バカというか、子どもへの過度な期待をする親たちへの
誡めのような作品。
表題作は中間的な作品(?)
ダークな面もありつつ、子どもならではの面もあるという、
そういう中間です(苦笑)
いや、本当にこれらの作品が1980年代とは・・・すごいですね。
正直この問題を収束させるには、もう政治決断を
するしかないんじゃないだろうか・・・ひどい言い方ですが、
そこは政治が責任を取るしかない。
本書はもともと新潮文庫で1988年に刊行された短編集。
しかし、そんな古さを全く感じさせない、非常に先見性のある、
というかまさに現在を予想したかのような短編集だと思います。
特に最後の「真夜中の子供たち」は非常に強烈。
現在でも普通に起こりそうな話です。
これを1980年代後半という時代に書いた、赤川さんは
すごいとしか言いようがない。
無邪気さの中に潜む邪悪を描いた「僕らの英雄」も傑作。
ラストは結局どうなったのか、余韻を残す終わり方もまたいいですね。
「神童」や「ゲームはおしまい」は非常に清々しく読めました。
神童は親バカというか、子どもへの過度な期待をする親たちへの
誡めのような作品。
表題作は中間的な作品(?)
ダークな面もありつつ、子どもならではの面もあるという、
そういう中間です(苦笑)
いや、本当にこれらの作品が1980年代とは・・・すごいですね。
ブロガーおじさん様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-03-28 11:19)
こんばんは。
表紙は可愛らしいけれど、ダークな作品群なのですね。
赤川作品は三毛猫ホームズ等コミカルな作品を中心に読んできたので、ちょっと新鮮かも。
まあもともとホラーやオカルトっぽい作品は多かったのですけどね(^^;)
それから前回レビューの『パラダイス・クローズド』も書店で見かけて気になっています。
(ネタバレありということなので、記事は読んでいないのですが・・・)
まだ読んだことのない作家さんなので、なかなか手が出しにくかったのですが、ラノベっぽい感じなのでしょうか?
by 翠香 (2011-03-29 00:29)
翠香様、コメントありがとうございます。
これは赤川さんのなかではかなりダークですよ~
コミカルなイメージやユーモア・ミステリといった
作風がどうしても印象に強いですけど、
結構ダークな作品も多いですよね。
ハッピーエンドで終わらない作品もかなりありますしね。
でもこれは赤川さんが小学生を主人公として、
そのダークさを描いたところが意外で、
内容が現代に通じているというのがすごかったです。
パラダイスド・クローズドはラノベっぽい雰囲気は
相当あります。これで表紙がそういう絵だったら
間違いなく勘違いしそう(苦笑
内容は本格ミステリです。
なにせ孤島、とざされた館、密室とその要素が
これでもかと詰め込まれてますし(笑
後は作者さんの趣味が文章中の蘊蓄として
とても多くでてきます。
これは僕は飛ばしました(苦笑
僕は最初はどうしようか悩みましたが、
なかなか楽しめました。
by コースケ (2011-03-29 22:43)
のりたま様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2011-03-31 20:39)
吸血鬼物は読みましたが、砂のお城の王女たちはまだなので読んでみます。
by 月夜のうずのしゅげ (2011-04-02 09:30)
月夜のうずのしゅげ様、nice!&コメントありがとうございます。
集英社文庫にはシリーズ外の短編集が結構出てます。
他社から出た文庫の再販だったりもしますが、
どれもおもしろいと思いますので、
ぜひ手にとって見て下さい。
by コースケ (2011-04-02 13:46)